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@2018/03/08

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旧暦2033年問題とは?
簡単に言えば、現行の天保歴に基づいて2033年の9月か10月を消えてしまう問題。

それでは、2033年問題の発生原因と影響及び解決方法を話したいと思います。

2033年問題を説明する前に、旧暦のルールの一部を事前に知っておきましょう。
ルール1:新月はその月の1日とされます。(月が何も見えない日)
ルール2:秋分は必ず旧暦8月中、冬至は必ず旧暦11月中とされます。

■発生原因:
それでは旧暦2033年問題の発生原因を説明します。
分かりやすく、旧暦2033年問題を表でご説明しましょう。


9月23日(グレゴリオ暦)の秋分は天保歴8月に配置されますが、新月なので必然的に天保暦の8月1日となります。
そして、冬至は12月21日(グレゴリオ暦)なので、この日はルール上天保暦の11月に含めなければなりません。すると西暦12月21日の直前の新月が西暦11月22日(グレゴリオ暦)なので、西暦11月22日が天保暦の11月1日となります。
この2つの新月の間に、新月が1つしかない、つまり西暦10月23日(グレゴリオ暦)しかありません。そのため、天保暦で??月1日とすることができる日は西暦10月23日にします。
ここが2033年問題が発生します。
西暦2033年10月23日は天保歴の9月1日か、それとも天保歴の10月1日かを決まらなければいけない!!??
→9月1日にすれば、10月が存在できなくなります。
→10月1日にすれば、9月が存在できなくなります。
→矛盾になります。天保暦の9月1日と10月1日のどちらかが消えてしまうため、暦を作成することができないということなんです。


■影響
2033年問題の大きな問題点について. 旧暦が決められないということは、六曜が決められないということです。
旧暦をもとに「先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口」をわりあてるからです。 『結婚式には大安がよい』『葬式は友引をさける』というように、現代の日本の習慣に根づいています。 つまり、身近な問題として六曜が決められないということは冠婚葬祭に影響を与え、混乱もおきるということです。


■現状
未だ解決方法がかたまっていません!
筆者が運営しているサイトも旧暦カレンダーページがあります。そのカレンダーは現行の暦で計算し作成されたから、同じく旧暦2033年問題があります。
国立天文台暦計算室ホームページで幾つの提案がありますが、未だ固まっていません。早めに解決方法を公開してほしい。


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